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かんつめの碑(宇検村・名柄)


南島方面の歴史や文化に造詣が深い研究者らは、かんつめにまつわる話からやや美化された伝聞があるのではないかと、クールな視点で残された情報を整理し、推論を立てています。 かんつめのお墓は、宇検村の須古という集落に今でもあるそうですが、今から数十年前のある日、瀬戸内町の久慈から宇検村へ帰る途中、町村の境界にある「かんつめの碑」付近でクルマを停め、道路脇で立ち小便をしてしまった男性がいたとの事で、その人がクルマに戻って走らせた直後、ふとバックミラーを見ると後部座席に現代人とは様子が違う女性が映り、心臓が飛び出るほどドキッとしたそうです。

どうしようどうしようと思うばかりで、「あんなところで立ち小便なんかしたから、かんつめが出てきたに違いない。しまったな。」と思いながら運転は続けたそうです。

正体不明の女性は何をしゃべるでもなく、かと言ってスッと消えてもくれず、ずっとミラーで見える状態で運転し続け、かんつめのお墓のある須古集落にやっとさしかかったので、「かんつめさん、もしおかえりならそこに貴女のお墓がありますから、どうぞここで降りて下さい。」とお願いするようにつぶやいたら、かんつめらしきその女性は墓がある方向にスッと消えて行ったということでした。

当時、運転していたクルマに乗ってこられ、墓がある集落まで連れて帰ったという方が他にも数名いたことから、あの場所はかんつめの霊が出るかもしれないと、子供の頃に村の噂となっていたという現在40歳〜50歳ぐらいまでの人々は、かんつめの話は怖いと言ってあまり良い顔はしません。

しかし、薩摩藩から黒糖の容赦ない搾取で苦しめられていた江戸時代の奄美の世相から推測しても、それぞれの集落で生きていた若者同士が出逢い、身分の違いというどうにもならない運命と知りながら夜毎の逢瀬を繰り返した二人の恋は、ある意味強く純粋だったとも言えるのではないでしょうか。

その宇検村と瀬戸内町の中間地点すぐに建立されている慰霊碑がある場所は、かつて二人が逢瀬を繰り返していた山小屋があった場所だとされており、強く純粋だった男女の胸の内を偲べば、そこを訪れた人達のことを、自分たちの代わりにと強く結びつけようとするパワースポットだとも言われています。

間違っても、ゴミを捨てるとか立ち小便をするなんてことを考えたりしないで下さい。祟られます。

#恋愛パワースポット

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